僕と僕の生き霊との奇妙な共同生活
今週のお題「暑すぎる」
みなさんこんにちは、テントのテントです。
最近、びっくりするくらい暑いですよね。
そんなみなさんを少しでも涼しくしたいと思い、今回は、僕が昔住んでいた家で起こった怖い話をしたいと思います。
そこはどこにでもありそうな普通の賃貸アパートでした。
1階には植物が大好きな80歳くらいの大家さんが住んでいて、朝出会うとお互いに挨拶して、時々お菓子をくれたりする。
駅からはそんなに遠くなく、大家さんも優しくて良い人、僕はそんなアパートを気に入っていました。
しかし、その印象はある時期を境にガラッと変わってしまいました。
それは僕が当時付き合っていた彼女に触られてひとしきり落ち込んだのち、立ち直ろうとしていた時期でした。
別れたことはもうしょうがないとして、次の出会いに向けて「カッコイイ男」になろうと思い、これまでの生活習慣を見直したり、たくましい体を手に入れようと筋トレを頑張っている時期でした。
これまで夜遅くまで起きていた生活を朝型に切り替えて、気まぐれでやっていた筋トレを週に3日行うようにしました。
そんな生活も順調に波に乗ってきて、そろそろ「努力」から「習慣」に変わるのではないかという時期でした。
そんな夜、いつものように夜10時半に寝るために電気を消して布団に入ったのですが、その1分後、、、
「あははははははははははは!!!!!!」
静かなはずの夜に響く突然の笑い声に僕は飛び起きました。
なんと、消したはずのテレビが勝手についていたのです。
リモコンがベッドにあって、体のどこかがボタンに当たったのでないかと思いました。というより、そうであって欲しかったのです。
しかし、リモコンはしっかり机の上にあり、僕の恐怖はますます大きなものとなりました。
ただでさえビビリの僕なので、「勘弁してくれよ」といつもより布団を深く被り早く眠りに落ちることを考えていました。しかし、よりによってそんな時にこそ呪怨のあの白い子が布団から出てくるシーンなどが浮かんでくるのです。
「本当に日本のホラーはよくできているよなぁ」など変に感心しているうちに疲れて気づけば眠りについていました。
「バンッ!!」
翌朝、バンッという大きな音で目が覚めた僕は、今度は何なんだと思い、さっとベッドから起き上がり、音の正体を探します。
部屋を見渡すと、夜には立っていたはずのカバンが倒れているのです。先ほどの音の正体はこのカバンが倒れた時の音だったのです。しかし、そのカバンは寝る前に決して倒れることのないようにしっかり固定しておいたはずのものだったのです。明らかに幽霊の仕業に違いない、そう思った瞬間、、、
「ジリリリリリ!! ジリリリリリリ!!!!」
僕がセットしていた目覚ましのアラームが鳴ったのです。
僕は一瞬頭の中が真っ白になりました。
どうやらその幽霊は僕が寝るタイミングと起きるタイミングを完全にわかった上で僕のことを脅かしてきているのです。
これまで何度かラップ音のようなものが聴こえたことはありましたが、まぁ気のせいだろうと片付けていました。
しかし、今回ばかりは気のせいで片付けられるものではありません。
僕は怖くて、誰かにこの話を相談したくて、バイト先にたまたま実家がお寺で将来は住職になる友達(坊主)がいたので、彼に聞いてみました。
僕「昨日、かくかくしかじかな怖いことがあったんやけど、絶対僕の家幽霊いるよね??」
坊主「あぁ、それはもしかしたら、生き霊かもしれんねぇ。」
僕「え?生き霊???怖い怖い。僕そんな誰かの恨み買うようなことしてないよ!!!!」
坊主「いや、誰かのというより、テントくんの生き霊やね。」
僕「へ。。。僕の生き霊。。。。???」
坊主「そう。テントくんの生き霊。テントくん、もしかして今何か変わろうとしてない?」
僕「してる!!めちゃめちゃ変わろうとしてる!!!!」
坊主「やっぱり。テントくんの生き霊が、変わろうとするテントくんの邪魔をしようとしてるんよ。だから、びっくりさせて朝型の生活をやめさせたりしてるんだと思う。」
僕「まじか。。。こういう時ってどうしたらいいんだっけ?盛り塩とか??」
坊主「そうだね。塩で清めることが大事だね。」
僕「やっぱり塩か!ありがとう!!!」
と色々聞いたその帰り道にも自分で塩について調べてみました。
すると盛り塩にも色々なお作法があるようで、方角がうんぬん色々と面倒くさそうだったので、
とりあえず僕が塩に包まれてたら無敵ちゃうん?
という偏差値2くらいの考えで、大量のバスソルトを購入し、風呂で塩に包まれることにました。
これで僕は無敵だ〜!!!!!!
と意気揚々と帰るのですが、家の扉の前について、ドアノブに手をかけた途端に急に恐怖がこみ上げて来るのです。
もし、また今晩も怖いことがあったらどうしよう。。。
中で幽霊が僕の帰りを今か今かと待ち伏せしてて、扉を開けた瞬間またテレビが勝手についたりしないだろうか。。。
トイレの扉が一人でにキーーッと開いたりしないだろうか。。。
など、考え出したらキリがありません。
しかし、いつまでもこうしててもだめなので、僕は思いきってドアを開けます。
ドアを開けると、そこにあるのはただ、「静寂」だけでした。
恐る恐るリビングまで進み、電気をつけますが、特段変なことは起きません。
僕は少しの安堵と恐怖が入り混じった変な精神状態だったのか、
「ふぅ〜、そこにいるのは分かってんだよなぁ〜〜〜〜〜」と、
「幽霊にマウントをとる」
という意味不明な行動をしてしまいました。
その後も特に何もトラブルに見舞われることなく、風呂の湯が溜まったので、大量に購入したバスソルトを全て浴槽にぶちまけ入浴しました。(この後、とんでもなく体がベタベタになったのはここだけの秘密です。)
そこで一旦気持ちを静めて、落ち着いて考えてみると、とある打開策が浮かびます。
そもそも、僕自身の生き霊なんだから上手く付き合っていけるんじゃね???
そうです。僕の生き霊ですし、これまで僕を脅かしはしたものの、何か危害を加えてはいません。僕のスタンス次第で上手く付き合っていける可能性は十分にあるのではないかと考えたのです。(天才)
そうと決まればこっちのもんです。
家に一人増えたと思い、
ラップ音が鳴れば「静かにしろよ〜」と言い、
物が勝手に倒れれば「やめときな〜下の人に迷惑だろ〜」と言い、
テレビが勝手についたら「またかよ〜勘弁してくれよ〜」と言う、そんな生活が続いていました。
僕は変わらず朝型の生活も筋トレも継続していましたが、僕の生き霊が僕に遠くに行かせないために危害まで加えてくることはありませんでした。
しかし、そんな不気味な共同生活も1年近く経とうとした頃、とある事件が発生したのです。。。
いつものようにキッチンで調理をしていると、目の前を謎の物体が通り過ぎていったのです。見てみると、それはキッチンの上部にしっかり固定してされていたはずの金属板(5cm×30cm、2kgくらい)でした。それが僕の目の前1cmを通過し、まな板の上に落下したのです。その衝撃でまな板の上にあった食材は散らかってしまいました。幸い何も怪我はなかったものの、もし運が悪ければ包丁で指を切っていたかもしれません。
これはこれまでの悪戯とはレベルが異なります。
いよいよこの家に居続けるのも厳しいか?などと考えながらもなかなか重い腰が上がらないのが人間というもの。
そんなこんなで1ヶ月経った頃、また事件が発生します。
それは僕がパソコンで作業をしている時でした。とある案件で深夜2時頃まで作業していて、そろそろ寝るか〜なんてことを考えていたその時、、、
「ブゥィィィイイイイィィィィィィイイイインブゥィィォォォオオィィィィイイン!!!!!!」
一瞬で全身の鳥肌が立ちました。
音のする方向を見ると、
なんと触ってもいない掃除機の電源が勝手に入って動いていたのです!!!
慌てて止めましたがこれはもうさすがに笑えません。。。
この事件がきっかけとなり、もうさすがにこの家は無理だ、環境を変えようという事でその家を引っ越しました。
引っ越してからというものそのような心霊現象はぱったりと止みました。
しかし僕の生き霊が悪戯をしていたのであれば、新しい家でも心霊現象が起こっても不思議ではありません。
疑問に思った僕は、もう一度バイト先の友人の坊主に聞いてみました。
僕「結構前、家で心霊現象が起こるみたいな話したの覚えてる?」
坊主「あぁ、覚えてるよ〜」
僕「あれから色々あったけど、引っ越したらパッタリ止んだわ笑」
坊主「おお!それはよかった!」
僕「でも、僕の生き霊の仕業なら引っ越しても心霊現象起こると思うんだけど、自分の生き霊の仕業でも引っ越したら悪さしなくなるものなの?」
坊主「あ、ごめん、その件なんだけど、テントくんの生き霊って言ったのあれ完全にデタラメなんよ笑 俺全然幽霊のこととか詳しくないけど、テントくんがあまりにも真剣な表情だったから、それっぽいことを適当に言ってしまった。ごめん。」
僕「ええええええええ( ゚д゚)ええええええええええ。あれデタラメだったんかーーいwwww僕めちゃくちゃ信じて変に共同生活みたいなことしてたよ!!!」
坊主「まぁまぁ、引っ越してから何もないんならオールOKやん(ニッコリ)」
僕「まぁ、それならOKやな!!!!(ニッコリ)」
まんまとイイ感じに言いくるめられた気がしないでもないですが、まぁ引っ越してから何も起きてないならいっか〜と家路についていたところ、
ふと思いました。
僕は一体今までなんの霊と一緒に暮らしてなんの霊に話しかけていたのだろう。
そんなことを思うと急にゾッとして、駆け足で新しい家へと急ぐのでした。
皆さんももしかしたら見えない「何か」と共同生活しているかもしれませんよ。
それではまた。
なぜ僕はタイでもモテなかったのか。(後編)
みなさんこんにちは、テントのテントです。
前編では、バンコクのソイカウボーイという歓楽街でお姉さんに全く相手にされないという非モテぶりを発揮した僕ですが、
後編では、翌日、【コンド○ムだらけのレストラン】に行って友人とお互いに慰めあった話をしたいと思います。
(前編はこちら)
ソイカウボーイで見事に非モテぶりを発揮してしまった僕が友人とホテルに戻り談笑していると、
コンコン...
と力なく扉をノックされます。。。
開けるとそこには、ゲッソリとした友人Aの姿がありました。
てっきり「ウェェェーーーーーイ!!マジ最高だったンゴ〜!!!!」というテンションで帰ってくるものだと思ったのでびっくりしましたが、
どうやら話を聞くと、
・可愛いと思ったお姉ちゃん()が店に入ってよく見ると全然可愛くなかった。
・マッサージ用のローションが残りわずかのマヨネーズくらいしかなく、ローションを絞り出す際、静かな部屋に「ジュボッ、ジュボボボ」という音が鳴り響いて、よくわからない雰囲気になった。
・しかもお姉ちゃんのマッサージ()がめちゃくちゃヘタクソだった。
の三重苦で、早く出たいという一心で惰性でフィニッシュを迎えた友人Aは完全に不完全燃焼でホテルに戻ってきたというわけです。
つい2時間前までは満面の笑みを浮かべていた友人Aがこうなるとは誰が予想したでしょうか。「メシウマメシウマ〜w」なんてことを言っているうちに気づけばみんな笑顔を取り戻していました。
そんなこんなで気を取り直して翌日向かったのが、
知る人ぞ知る、薄いベールに包まれたタイの秘境、
コンドームレストラン!!!!
見てください、入り口で迎えるこいつのムッツリな表情。前世はおそらく排水溝の中から女子高生のスカートの中を覗くおじさんだったのではないでしょうか。
ムッツリおじさんに出迎えられて店内に入ると、、、、
SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!
そこはまるでジャングルのようで、緑に囲まれた神秘的な空間が広がっていました。
あたりを見渡せば、緑豊かな自然が広がっています。
あれ?なんか蜂の巣みたいなものがあるぞ!!!
よく見るとゴムでした。。。
こちらの手前の綺麗な花も、よく見るとゴムでした。。。
そうなんです、このレストラン、名前の通り、至るところにコンドームでできたオブジェが散りばめられている最高にイカしたレストランなのです!!!
上を見れば、、、
ゴムの照明がニッコリと笑っていて、
横を見れば、
ゴムでできた服を着たマネキンが並んでいます。
左に行くほど笑顔が消えているような気がするのは気のせいでしょうか。何か闇を感じずにはいられません。
そして壁を見れば、
これまた可愛らしいイラストがありました。
たったひとつ確かなことは、僕はMR.XXXXXXXXLではないということですね笑(シナッ)
そして極め付けは、これです。
テーブル一面に敷き詰められた色鮮やかなゴムたち。
「うっひゃーー!!すげぇぇ笑」と言っていましたが、冷静にこの上ではあまり食欲は湧きません。
ただ、ゴムのおかげで机の上は安定して食べやすかったですw
と、ここまで、コンド○ムレストランの紹介を見てきて「変な場所」だと思った方も多いかもしれません。
ですが、このレストランには深いコンセプトがあるのです。
実はこのレストランのオーナーはタイの副首相も務めたことがある人物で、「恥ずかしがらずにもっと家族計画やエイズについて話してもらおう」という考えでオープンしたのです。
なので、堅苦しくなるのではなく、ユーモアを交えて性に触れられるようなレストランになっています。
店内にあるポスターなどもよく見てみれば、ユーモアとメッセージに溢れたものであることがわかります。
しかも、食事を終えた会計後にはガムの代わりにコンドームをもらえるというサービス付き笑
最後の最後までコンセプトが徹底していますね。
そんなこんなでみんな大満足でレストランを後にしました。
昨晩のソイカウボーイの悲劇も優しく包み込んでくれる楽しいレストランでした。
え?肝心の料理の味???
かた焼きそばみたいなやつを頼んだのですが、めちゃくちゃ甘くて不味かったのとコンドーム机のダブルパンチで気分が悪くなったので僕は二度といきませんwwwwwww
「もやしが一番美味しい」と思ったのはこれが最初で最後だと思います笑
ですが、体験としてはめちゃめちゃ面白く、テンション上がること間違いなしなので、みなさんぜひ一度足を運んで見てください!!!!!
それではまた。
なぜ僕はタイでもモテなかったのか。(前編)
みなさんこんにちは、テントのテントです。
最近暑いですね〜。40度超えるところも出てきていますが、
みなさんはこの暑さの中どのようにお過ごしでしょうか。
こんなに暑いと僕なんかはこう思ってしまいます。
そうです。
暑すぎて学生の頃友人と行ったバンコクをついつい思い出してしまうのです。
空港を出た瞬間に全身にまとわりつく熱気、半袖でも滝のように流れ出る汗。
普通、学生の頃友人といった旅行といえばいい思い出が多いと思います。
しかし、僕はバンコクにはあまりいい思い出がないのです。
なぜなら、
バンコクでもびっくりするくらいモテなかったからです!!!!!
もう一度言わせてください。
バンコクでもびっくりするくらいモテなかったからです!!!!!
僕は自他共に認めるフツメンで、日本においても特段の「モテ」を経験してきませんでした。
しかし、ある日、僕の友人がこういったのです。
「俺、タイ行ったらモテモテやったわ笑 特にバンコクは最高やった!!」
その友人はお世辞にもイケメンと呼べる類の人種ではなく、言ってしまえば僕と同じフツメンでした。
その友人が、タイに行くとモテモテだというではないですか!!!!
フツメンの僕にも多少の「モテたい欲」はあります。
詳しく聞くと、タイの歓楽街(風○街)での出来事みたいなのですが、そんなことはもう関係ありません!!!
早速男友達3人を誘ってその足で飛行機に飛び乗りタイへと向かいます。
バンコクに到着しました。
空港をでた途端に熱風が全身を襲います。
「ナンジャコノアツサ。。。( ゚д゚)」と面食らいますが、こんなとこで止まっている場合ではありません。
すぐに目的の地(聖地・性地)へと向かいます。
そこは、、、、、、、、、、
ソイカウボーイです!!!!!!!
引用:【2020年体験記】バンコクのソイカウボーイが夜遊びに熱すぎ!高評価の5店とボッタクリ5店を紹介!
ソイカウボーイとは、タイでも有数の歓楽街で、世界各地から色んな人が夜遊びに訪れる場所です。
ソイカウボーイに一歩足を踏み入れるとそこには見たこともないような世界が広がっていました。
ネオンで照らされた世界の中、至る所でセクシーな姿をしたお姉ちゃん達が体を寄せて客引きをしているではありませんか!!!!!
いざソイカウボーイに足を踏み入れると、あまりの迫力に圧倒されて急にヒヨってしまうあたり僕の陰キャぶりを表していて非常にダサいのですが、4人の中で非常にイケイケなAくんの先導の元、ズンズン進んでいきます。。。
すると、次第に人通りが少なくなってきて、
両サイドに際どいマッサージ店(マッサージするとは言ってない)、その前に客引きのセクシーな格好をしたお姉ちゃん達
そして通行人は僕たちだけ
というまさにハーレムのような状況が訪れました。
僕は確信しました。
このまま進んでいくと、
姉A「キャーーーオニサンカッコイイヨーーーー!!!コッチコッチーー!」
姉B「オニサンコッチヨコッチー!!!キャーーーーーー!!!!」
姉C「コッチヨー!!キャー!!オニサンカッコイイ!!!!」
僕「おいおい、、、みんな綺麗で選べるわけねぇだろ、、、参ったなこりゃ〜〜」
ってなるやつや!!!!!!!!!
僕が思い描いていた通りの景色が見れるやつや!!!!!!!!!!!!!!!
と思い、溢れるニヤニヤがバレぬよう、期待に胸を膨らませて先陣を切って進むと、
「キャーーーーー!!!!!コッチコッチーーーーーー!!!!!」
僕(キタキタキタァァァァ!!!!!)
僕は「ついに来たぞ、ついに来たんだこの瞬間がぁぁぁ!!!!」と思い半沢直樹ばりのキリッとした表情で顔をあげます。
しかし、なんと僕の周りにはお姉さんは一人もいないのです。。。
ではさっきの黄色い歓声は何だったのでしょうか。
何やら後ろの方がガヤガヤしているので振り返ってみます。
すると、、、、、
友人A「ちょっと、ヤバいんだけど!!めっちゃ囲まれてる!!!!」
とニヤニヤする友人Aの姿があるではないですか!!!!!!!
何と、そこにいたお姉さんのほとんどが、超絶イケメンの友人Aの元へと一目散に駆け寄って行ったため、僕のところへは一人も来なかったのです!!!!!!!
何と、日本でモテモテの友人Aはタイでも圧倒的にモテモテだったのです!!!!!!
おい!!!「テントはタイだとすごいモテそう〜」とか無責任なことを言ったやつ出てこい!!!!!!
日本でもタイでもゴリゴリに非モテやないかい!!!!!!!!!!!
と心の声がつい表に出てしまいそうになりました。
せめて友人Aの後ろを歩いていれば、彼のおこぼれハーレムをいただけたかもしれません。。。
しかし僕はここでは諦めませんでした。
わざとらしく大きな声で、「友人A〜、なんか大変そうなや〜笑」と言って、
「ワイもおるんやで!!!一人くらいこっちおいでや〜!!!!」とアピールをします。
何人かのお姉ちゃんが僕の方をチラッとみます。それでもやはりお姉ちゃんは誰一人として僕の方へは来ませんでした。。。
確か観光ガイドでも、この通りは「キャッチのお姉さんの勧誘がすごい!」と書いてあったような気がしますが、そんな道をびっくりするほど抵抗なく通行できてしまったではありませんか。
ニヤニヤした友人Aはそのまま夜の闇に消えて行ってしまったので、残されたメンバーは何ともやるせない気持ちになりホテルに戻ることにしました。
手ぶらで帰るのでもアレなので帰り道にあったコンビニでスプライトを買ってホテルで乾杯しました。
ハーレムに憧れるくせに、ソイカウボーイの雰囲気に圧倒されて自分からお姉ちゃん達の中に飛び込むことはできない、そんなチキンボーイ達の間に何とも言えない空気が部屋に流れるなか、バンコクの空気ですっかり生温くなってしまったスプライトを喉に流し込みました。
後にも先にもあんなにほろ苦いスプライトはあの時だけではないかと思います。
これから暑い夏が来るたびにバンコクの苦い夜を思い出すのだろうか、
そんなことを思いながら久しぶりに飲んだスプライトは少しだけ甘い味がしました。
後編に続くので、そちらも読んでいただけると嬉しいです!
それではまた。
【あなたならどうする??】中国から届いた謎の黒い小包(後編)
こんにちは、テントのテントです。
以前書いた、中国から国際郵便で全く身に覚えのない謎の黒い小包が届いたというドラマみたいな話なのですが、
続きを早く書いて欲しいというありがたい声をチラホラと頂いたので、
今回、後編として続きを書きたいと思います。
(前編はこちら)
前編の話を簡単にまとめると、
・ある日、中国からの国際郵便で全く身に覚えのない謎の黒い小包が届いた。
・僕の名前、住所、電話番号がなぜか相手にバレている。
・袋の中身の欄には、「除菌銭」みたいな文字が書いてある。
・袋を揺らすとシャカシャカ鳴る。
・チキン日本代表の僕はビビって開けることができなかった。
という感じです。
でも中身を知りたいという好奇心もあり、開けようとは考えたのですが、
・こんな謎の小包を開けて何か後でトラブルに巻き込まれないだろうか。。。
・悪の組織が僕の行動を監視していて、僕が小包を開けた瞬間、黒服の男が現れ、「是。你打开了。(はい。開けましたね。)」と一言囁いた後、どこかに連れていかれるのではないだろうか。。。
・この中にライアーゲームの招待状が入っていて、開けたら最後、ゲームに強制参加しないといけないのではないだろうか。。。
・僕が小学生の頃埋めたタイムカプセルの中身が出てくるという世にも奇妙な物語的なアレではないだろうか。。。
など妄想が妄想を呼び、なかなか開けることができませんでした。
開けたいけど、一歩踏み出せない。
そんな悶々とした日々を繰り返していた中、非常に参考になりそうなページを見つけました。
「もしかして善意?」中国から家に"ギフト"マスク、うっかり開けたらどうする?
https://news.yahoo.co.jp/byline/maedatsunehiko/20200507-00177217/
こちらをみると、どうやら、特定商取引法という法律により、
商品が届いてから14日間経てば、届いた商品を好きに処理していいというものようです。
これを見たとき、こう思いました。
「僕は法に守られている!!!無敵だ!!!!!(小並感)」
法的に問題ないと分かった途端急に強気になるあたりめちゃくちゃダサいのですが、この事実を知ってから、小包をじっくり熟成させておきました。
そして謎の小包が届いてから14日以上経過したので、ついに開封の儀を行います。
(あんなにチキっていた僕が、法的に問題ないと分かった後では開けるのが楽しみで楽しみで仕方なくなっていました。)
スーーーーーーーーーーーー(カッターで開封する音)
ん?日本語???
何やら日本語が書いてあるようです。
しかも「安心の日本製 MADE IN JAPAN」って書いてあります。。。
僕はてっきり中国の製品が入っていると思っていたので、まさかの日本語に驚きを隠せません。
袋から出してみると、
ゴリゴリの日本企業の商品!!!!!(粗品風)
※大人の事情でモザイクをかけております。
しかもめちゃくちゃ多い!!!!!!!(粗品風)
肝心の中身は、
首からぶら下げるだけで周囲のウィルスに対して、一定の除菌効果が得られる
という商品でした。
「除菌銭」という商品名を特に裏切ることもない物が入っていて、「悪の組織が〜」とか「タイムカプセルが〜」とか考えた自分がバカみたいに思えてきました。。。
さらに袋を開けるとこんな感じでした。
よくわからないけどウィルスには効果がありそうです。(語彙力)
僕の期待を超えるものは入っていなかったのでこのまま処分してもよかったのですが、
日本企業の商品なので安心して使えるだろうということで、せっかくなので使ってみました。
普通なら1つのところを今回は、奮発して2つぶら下げてみました。
不思議なもので、「いつもより多い」ってだけでちょっとテンションって上がるものなんですね。
さらに、これはブログではモザイクがかかるので、「僕は今モザイクを2つぶら下げている!!僕は今モザイクを2つぶら下げているっっ!!!!」と考えると、これまた謎にテンションが上がりました。
首から何かを2つぶら下げてニヤニヤしている男
を見る周りの視線が痛かったので、そそくさとカフェを後にしました。
余りは使わないので友達にあげようと思います。
それではまた。
あの日ロシアンたこ焼きに泣いた僕と炭酸水と
こんにちは。テントのテントです。
突然ですが、ふとした瞬間に自分の変化に気付くことってありませんか?
例えば、苦手だと感じていた人と気づいたら仲良くなっていたこと、嫌いだった食べ物を普通に食べられるようになっていたことなどです。
僕も、最近ふとした瞬間に自分の変化に気づいたのですが、
炭酸水を美味しいと感じるようになっていました。
これまでは、炭酸飲料といえば味がついてナンボのもんじゃい!と思っていました。
コーラ・ペプシ・ファンタ・三ツ矢サイダー・CCレモン・ジンジャエール・カルピスソーダ・・・とあらゆる炭酸飲料を飲んで、次はどんな味のやつを飲もうかなと考えていた自分がまさか、味のない炭酸水を美味しいと感じるとはこれは大きな変化です。
炭酸水の喉を突き抜ける爽快感と少しの酸味が心地よくゴクゴク飲めてしまい、美味しいと感じるのです。
5年前に飲んだ時は「ウゲー。。。ナンジャコレ。。。」と思ったのですが、そこから5年の間に僕の味覚が変化していたのです。
そういえば、昔は食べれなかった数の子を普通に食べれるようになっていたり、ピータンも美味しいと思うようにもなっていました。
そんな自分の味覚の変化に、自分の幅が広がったと思い、何だか嬉しくなりました。
しかし、その一方で、相変わらず無理な食べ物もあるなと感じてしまうのです。。。
それは、、、、
ワサビです。
僕とワサビとの間にある溝はどうしようもなく深く、その起源は僕が中学生だった時にまで遡ります。
あれは僕が中学2年生だった頃の話です。
そうです。中学2年生といえばちょうどワサビ界における天下分け目の戦い【山葵ヶ原の戦い】が開戦される頃です。
え?お前まだ寿司サビ抜きで食ってんの?軍 こと【イキリ軍】
と
お寿司はまだまだサビ抜きのままが美味しいよね軍 こと【陰キャ軍】
の2軍が僕の中で台頭しており、
ワサビを食べられる【イキリ軍】とワサビを食べられない【陰キャ軍】の間で、壮絶な攻防が繰り広げられていました。
【イキリ軍】
「おい、テント達〜まだサビ抜きで寿司食ってんのかよ〜ダッセェなぁ〜」
「中学生にもなったら普通は寿司はサビ入りで食うよなぁ〜??」
【陰キャ軍】
「い、いや、そんなこと言ってもワサビが入っていると辛くて魚本来の味が、た、楽しめないし。。。」
「き、き、君たちだって、ついこの間まではサビ抜きで食べてたじゃないかっ。。。」
【イキリ軍】
「いつまで昔の話してんだよ笑 そんなんだからいつまでたっても陰キャのままなんだよ。」
「俺たちだって、昔はテント達と一緒でサビ抜きで寿司を食べてた。でも勇気を出して1歩踏み出したんだよ。そしたら世界が変わった!」
「お前たちは1歩踏み出す勇気がないだけだ。今なら俺たちの仲間に加えてやる。勇気を出してサビ抜きの寿司を卒業して俺たちの仲間になろうぜ!! 」
【陰キャ軍】
「えっ。。。な、仲間。。。??」
「もしかしたら僕たちは、ただ1歩踏み出すことが怖かっただけかもしれない。本当はワサビ入りでお寿司を食べてイキリたかったんだ。。。でも今なら勇気を出してそっちに行けそうな気がするよ。」
完全に【陰キャ軍】が押されており、あと少しで【イキリ軍】に軍配が上がろうとしていたまさにその時、、、
この戦いの結末を大きく左右する大事件が起こったのです。。。
それは僕が学校の帰りに中学の同級生と6人でカラオケに行った時のことです。
当時はただ歌うだけでは物足りず、カラオケにいろいろな「面白さ」を追い求めていました。
そして友人Aがあるものを見つけてしまったのです。。。
それは、、、
【【【ロシアンたこ焼き】】】
皆さんも一度はカラオケのフードメニューで目にしたことがあるかと思います。
ロシアンルーレットをモチーフにしたメニューで、6個あるたこ焼きの中に大量のワサビが入ったたこ焼きが2個混ざっているのです。
「面白さ」を求めていた僕達にとってはもってこいだと思い注文します!
10分ほどするとロシアンたこ焼きが運ばれてきしたが、見た目は完全に普通のたこ焼きです。
ジャンケンで勝った人から順番に好きなたこ焼きを選んでいきます。
僕は、「まぁ4個は普通のたこ焼きだしなんとかなるだろ」とヘラヘラしていました。
最初のジャンケンで勝ったのは友人Aでした。
言い出しっぺのくせにこういう時の勝負強さを持っている友人Aは、なんなく普通のたこ焼きを当てます。
次のジャンケンで勝ったのは友人Cと友人Eでした。
まさかの2人勝ちに少し焦りながらも、まぁここで1個くらい当たりが来るのではないかと思いドキドキします。
2人が選んだたこ焼きを同時に口に含みます。
友人C「うまい!!!!!」
友人E「うまい!!!。。。ん???うm。。。ん?????????」
口に入れた瞬間はうまい!!と言っていた友人Eの顔色が段々と険しくなっていき、しまいには嗚咽を噛み殺すような泣きそうな顔になっていました。
友人E「ゴ、ゴレはマジでヤヴァィヴォ、ヴォエェェェェ。。。。。」
どうやら想像を遥かに絶する量のワサビが注入されているようで、おふざけで笑って済むような代物ではないようです。
友人Eの惨状を目の当たりにした僕と友人Bと友人Dは震えながら残り3個になったたこ焼きを見つめます。
誰しもが残り1つのハズレを引きたくないと強く願いながら、次のジャンケンへと移ります。
3回目のジャンケンで勝ったのは、、、
友人B でした。
またしても勝てない僕は自分の勝負運のなさを呪いながら、なんとかここで終わってくれと、強く強く心の中で祈ります。
友人Bが選んだたこ焼きを口に運びます。
友人B「。。。うっ。。。」
僕、友人D「(おっ???ハズレ引いたか??)」
友人B「っまぁぁぁぁい!!!!!!!!」
僕、友人D「んんんん!!!???? ( ゚д゚) 」
なんと、「。。。うっ。。。」と苦しむ様子を見せたのは演技で、普通のたこ焼きを引き当てたのでした。
この日ほど友人Bを恨んだ日はありません。一度期待を抱いた分、それが裏切られた時のダメージは大きく、さらに精神的に追い詰められていきます。
ついに残り2個となったたこ焼き。
そのうち1個は普通のたこ焼き、もう1個は大量のワサビが入ったたこ焼き。
僕は絶対にワサビ入りを引きたくない!!!!と強く念じます。
そして運命のジャンケンタイム。。。
ここでは僕が勝ちました。もはや残り2個となった今、ジャンケンに勝つことにほとんど意味はありません。むしろ変な運を使ってしまったと若干凹みながら、2個のうち、ワサビが入ってなさそうなたこ焼きを選びます。
残された最後の1個が友人Dのものと決まったところで、2人同時にたこ焼きを口に運びます。
(パクッ。。。)
僕「う、うまい!!!!やったぞぉぉ!!!!!!!!最後の最後で当たりを選んd。。。。。。ゔぉぉぉぉぉぉぉぉぉぇぇぇええええええ。。。。。。。。。。。。ナンジャコリャ。。。。。。」
僕はワサビ入りのたこ焼きを引いてしまったのです。
最初はたこ焼きの外側の「皮」の部分の味がするので、当たりを引いたと思ったのですが、皮の結界が敗れたその瞬間、大量のワサビが怒涛の勢いで口の中に広がり暴れ回るのです。
鼻をつまみなんとか呼吸を止めて味と匂いを消そうと頑張りますが、そんな小手先の技は大量のワサビの前では何の役にも立たず、その味と匂いに瞬く間に支配されてしましました。壮絶な量のワサビに頭がクラクラとしてきました。
トイレに逃げ込みたいという思いと、友人達の前でちゃんとワサビに勝つ姿を見せたいという思いの二つの思いが入り混じり、何とかワサビを喉の奥へと押し込んだときには目から涙がこぼれていました。
そんなこんなで何とかワサビ入りたこ焼きとの戦いに勝った僕でしたが、
その瞬間僕の中の山葵ヶ原の戦いは完全に【陰キャ軍】に軍配が上がりました。
誰もが【イキリ軍】に軍配が上がると考えた山葵ヶ原の戦い。
それが最後の最後で、ロシアンたこ焼きの登場により僕の中で「ワサビなんて2度と食わねぇ!!!!」という意志が確固たるものとなり、ワサビを食べられない【陰キャ軍】に軍配が上がったのです。
【陰キャ軍】に軍配が上がったので、「やっぱり寿司はサビ抜きに限るよな〜」と、それからの生活においてもお寿司はずっとワサビ抜きで食べてきました。
たまに宅配寿司(銀の○ら)を頼むのですが、ルームメイトに馬鹿にされないように「ワサビ別添え」で頼むあたり自分のショボさを感じずにはいられません。
「テントって何でいつもワサビ別添えなの?」と聞かれたときに「自分でワサビの量を調整するのがツウってもんなんだよ〜」など意味不明な返しをしているのでそろそろ本当はワサビを食べられないことがバレる頃かもしれません。
ワサビとの深い溝は一向に埋まる気配がありませんが、いつかそんな僕にもワサビを美味しいと感じる日が来るのでしょうか。
そんなことを考えながら美味しい炭酸水をゴクゴク飲んでいるのでした。
それではまた。
ついに現れたGと青春の1ページの運び屋と
こんにちは、テントのテントです。
アイツが出没しました。。。
夏の暖かい時期になると現れる黒光りするアイツ。。。
そうです、Gです。。。!!(デデンッ!黒色のヤツ!!!)
夏は楽しいことが多くて好きなのですが、楽しいことばかりではないのが人生。そう簡単に甘い蜜だけ吸わせてもらえるわけではないようです。
事の発端は、夜8時頃にシェアハウスで同居するルームメートAから送られてきたLINEでした。
(ピコン)
僕(ん?Aからだ?どうしたんだろう)
A「でた!!アイツがでた!!!」
僕「どうした??アイツって?」
A「G!!!まじで無理!!」
というやりとりの後、写真が送られてきました。
僕(おお。。。確かにGやな。。。しかもそこそこデカい...!!!)
A「一生のお願い!!マジで無理だから、出来るだけ早く帰ってきて退治してほしい!!!」
この時まだ僕は職場に残って仕事をしていました。
僕(うーん。まだ山ほど仕事残ってるしなぁ。。。)
A「マジでお願い!!」
僕(とは言ってもなぁ。。。なかなか帰れそうにn...
A「寿司奢る!!めっちゃ奢る!!!」
僕(......)
僕(......寿司?奢る??)
僕「今すぐ帰るから待ってて!!!!ゴキブリの退治は俺に任せとけ!!!!!!」
大好きな寿司に簡単に釣られてしまった僕は、すぐに荷物をまとめ、上司の隙を見て「オ、オシャキシチュレャス...!!」と猛ダッシュで退社。
上司から「ちょ、ちょっとテントくn...」と呼ばれた気がしないでもないですが、今は仕事よりAの身(お寿司)が大事なので、聞こえないフリをしました。
電車に飛び乗り、最寄り駅に着くとドラッグストアへ。
普段は店員さんに話しかけることにもしんどさを感じるタイプのコミュ障なのですが、この日は入店早々「ス、スィヤセン... ゴ、ゴゴ、ゴキジェットは、ど、どこにありますか。(フヒフヒ)」と話しかけ、ゴキジェットを最短で購入。
そのままダッシュで家に向かいます。カバンとゴキジェットを持った状態で、しかも革靴を履いているのでとても走りにくく、さらに家まで徒歩20分以上かかるので楽ではありません。
社会人になってからまともに運動していない僕は「はぁはぁ...」と息を切らしながら全力で走ります。
肺が締め付けられ、苦しくなりますが、それでも家で待つAのため(お寿司のため)1秒でも早くゴールするように道ゆく通行人を一人、また一人と抜き去り、前へ前へと走り続けます。
意外と走れる自分に驚きながら、ふと学生時代の部活を思い出していました。
僕は中高とサッカー部に所属していましたが、トレーニングメニューの中に長距離のランニングが組まれることが多々ありました。
しんどいながらにも真面目に走っていたので、そこそこ速い方ではありました。
当時は試合で走り続ける体力をつけるために走っていましたが、その頑張りが時を超えて、社会人となった今、「ゴキブリ退治」という思わぬ形で報われることとなったのです!!
(あの時頑張っててよかった...)
そんなことを噛み締めているうちに家に到着しました。
ドアを開けて開口一番
A「テントぉぉぉぉぉ!!!!」
僕「帰った!Gはどこにいる???」
A「Gならさっき掃除機で吸った!友達に聞いたら掃除機で吸うのがいいって」
僕(えっ?もう退治しちゃったの!?と心の中で一瞬思いましたが、)
僕「おおお!!!それはよかった!!!」
A「でもちゃんと吸えてるか心配だから、念のため掃除機の紙パックをチェックしてもらえない?」
そう言われ、Aからビニール袋に入った紙パックを渡されました。
袋に耳をすましてみます。
(...
特に何も聞こえません。
揺らしてみます。
(...
やはり何も聞こえません。
もしかしたら、ちゃんと吸えていないのでは??
と不安になってきます。
しかし、さすがに袋ごと床に落としたら衝撃でGも反応するだろうと思い、袋を床に落とします。
(...
それでも何も聞こえません...
僕は確信しました。
アイツはまだこの家の中のどこかにいるっっ!!!!(半沢直樹風のキリッとした顔で)
これは厄介なことになりました。
そこそこ大きなGが確かに家の中にいるのに、それがどこにいるのかわからないのです。
Aが掃除機でゴキブリを捕獲しようとしたのが廊下の近くなので、もしかしたらまだこの辺りにいるかもしれないと考え、軽くゴキジェットを噴射してみることにしました。
僕(シュッ...
(...
いないかなぁ...
一応もうちょい噴射しとくか!
僕(シューーーーーーーーーーーーシュッシューーーーーー)
(...
やっぱりこのあたりにはいな...
G「バタバタバタバタバタバタバタバタ!!!!!!!!!」
僕「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!! いたァァァァァァァァ!!!!!!」
A「ノーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!」
アイツは、廊下に置いていた段ボールの隙間に潜んでいたのです。
薬剤が効いたのか、すごい勢いで床を暴れまわります。
縦横無尽に暴れ回り、すごい勢いで僕の方にも向かってきます。
Gの接近に焦りながらも、驚くことにそれを華麗なステップでかわした自分がいたのです。
ここでもサッカー部時代にウォーミングアップでやっていたステップが役に立ったのです!!
当時は、足を前後にクロスさせるステップなんかは、ナンジャコレと思いながらやっていましたが、今思えば、あれは間違いなく将来ゴキブリを退治することを想定した訓練だったのです!!
当時は辛かったランニングもステップも時を超えて今確かに役に立っている。
ありがとう、監督。ありがとう、コーチ。そしてありがとう、みんな。
そう思いながら、次第に弱っていくGを外へと誘導して無事に家から追い出すことに成功しました!
無事にゴキブリを退治した達成感
Aを助けることができた(お寿司を奢ってもらえる)喜び
を感じたのはそうなのですが、
それ以上に、
部活のサッカーの日々が、時が経っても確かに今の僕の中に生き続けていること
に感動したのです。
当時は辛かったけど、辛さの中に確かに存在した青春の1ページ。
それを思わぬ形で思い出させてくれたGにはどこか感謝の気持ちさえ湧いてくるのです。
もしかしたら、今晩あなたの家にもGが出るかもしれません。
でも同時に、あなたが日々の忙しない日々の中で忘れてしまっていた青春の1ページを思い出させてくれるかもしれません。
いつもGは悪者扱いされるので、今回は敬意を表して
「青春の1ページの運び屋」と呼ぶことにしようと思います。
代わりに、一向にお寿司を奢る気配のないAを悪者扱いして、今回の日記の締めることとします。笑
P.S.
最後まで読んでいただきありがとうございます。
これからもくだらない日常の日記を書いていくので、本当にどうしようもなく暇な時にでも見てもらえれば嬉しいです。笑
【あなたならどうする??】中国からの謎の黒い小包(前編)
こんにちは。テントのテントです。
みなさん、突然ですが、漫画とかドラマである「謎の黒い小包」が届くっていうシチュエーション憧れませんか???
主人公は何の変哲もない、平凡な毎日を送る大学生。
そんな彼のもとにある日、身に覚えのない謎の黒い小包が届く。
初めは得体の知れない小包をなんとなく怖いと思い、何もせずに放置していた。
しかし、自分の中に確かにある興味が抑えきれないほど大きくなっていった。
そして抑えきれなくなった彼は、ついにある日その小包を開けてしまう!!!!!!
それをきっかけに平凡だった主人公の日常生活の歯車が少しずつ狂っていく...
みたいなシチュエーションです。
自分の身に起きるとなんか怖いと思うかも知れませんが、漫画やドラマで見る分にはドキドキして、そんなシチュエーション憧れちゃう、なんてこともあるのではないでしょうか?
僕もそう思っていた一人でした。
結論から言わせてください。
全く身に覚えのない謎の黒い小包が届きました!!!!!!
もう一度言わせてください。
全く身に覚えのない謎の黒い小包が届きました!!!!!!!!!!!!!
えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)
ドラマで見るやつ、現実に起こるんかーーーーーい!!!!!
事の発端は、とある雨の夜でした。
その日の仕事は突発案件対応で非常にバタバタしており、なんとか終電に滑り込んだという日でした。
最寄り駅につくと雨が降っていることに気づきます。
ただでさえ疲労している僕の心に追い討ちをかけるかのように降り注ぐ雨。
ついてないなぁと思いながら、なんとか自宅に到着。
そこでとある異変に気づきます。
あれ??
なんかある。
郵便ポストに黒い小包が雑に突っ込まれていたのです。
Amazonで注文していた商品かな?
でも、これまでAmazonの商品がこんな黒い袋に入って届いたことはないよな?
なんてことを考えながら、小包を取ると衝撃が走りました。
中国からの国際郵便で送られてきていたのです。
中国に何か注文した記憶はないので、全く身に覚えのないものです。
しかし、「TO:」の欄を見ると、僕の
・名前
・住所
・電話番号
が書かれており、確かに僕宛に届いているのです。
(どっから僕の個人情報が漏れているんだ。。。)
この瞬間僕の頭の中で、世にも奇○な物語の「ドゥルドゥルドゥンドゥルドゥルドゥンドゥルドゥルドゥッドゥッドゥルドゥルドゥン」というメロディが鳴り響きます。
チキン日本代表の僕は、謎の黒い小包が中国から届いたこと、そして個人情報がバレていることに恐怖を覚え、気づけば手が震えていました。
確かに漫画やドラマで見る分にはこんなシチュエーション憧れていましたが、実際に届くとかなり怖いものです。
しかし、怖いとはいえ中に何が入っているのか気になるのが人間の性というものです。
小包の裏面を見てみました。
ん?除菌??
「除菌銭」みたいなことが書かれています。
え?除菌銭って何?怖いんだけど。
これだけコロナで騒がれている中で中国から「菌」という文字が入った何かが届いたことでますます怖くなります。
Bacteriostatic Line というのは、除菌銭の英語表記でしょうか。
とりあえず何か手がかりが掴めるかもしれないと思い、調べてみると、
「除菌」は消毒みたいな意味で、
「Bacteriostatic」は菌の増加を抑えるみたいな意味のようです。
どちらかというと菌を減らす類のものであるということはイメージできました。
最近中国から身に覚えのないマスクが届いたみたいな話を聞いたことがあるので、もしかしたら、それと同じ類のものかもしれません。
しかし、どうも小包の中身はシャカシャカ鳴っているのでマスクではなさそうです。。。
不用意に小包を開けるのは怖い、でも中身を知りたい。
色々調べてみると、どうやら中身を知れる方法があるみたいなので、
(後編)では、この小包の中身について書いていきたいと思います。