テントのテント

あなたのかけがえのない「暇つぶし」を目指して。 ちょっと笑える日常のくだらない日記を書いています。BMI21.2。

プロのタクシー運転手

こんにちは。テントのテントです。

 

みなさん突然ですが、タクシーには乗りますよね。

 

僕は仕事が夜遅くに終わることが多く、よくタクシーを使うのですが、この間乗ったタクシーの運転手さんがめちゃくちゃ素晴らしかったので、今日はそのことについて書こうと思います。

 

タクシーの運転手さんと共に過ごす時間はわずか数十分程度ではありますが、その間にその方の人柄などが滲み出すものだと考えています。

今日お話しする運転手さんはあらゆる場面においてその方の人柄やプロ意識の素晴らしさが滲み出していました。

早速見ていきましょう!!

 

【素晴らしかったことその1】

ドアが開いた瞬間の挨拶がめちゃくちゃ丁寧!

 

しっかりと体をこちらに向けて「本日もお疲れ様です。ご乗車いただき誠にありがとうございます。ドアを閉めますので、お荷物など挟まないようにお気をつけくださいませ。」

ととても丁寧でびっくりすると同時に、この挨拶ひとつで、これまでの運転手さんとは何かが違うことを直感で感じ取っていました。

 

 

【素晴らしかったことその2】

個人タクシー以外を探していることを見抜いていた!

 

目的地を告げて走り出してまもなく運転手さんが、「お客さん、個人タクシー以外を探していらっしゃいましたね。一度交差点を過ぎた時にお客さんが個人タクシー以外を探しているように見えたので、引き返してきたんですよ。」と僕に言いました。

ずばり運転手さんの言う通りで、僕は個人タクシー以外を探していたのです!

家までの距離が近い僕のような客が乗ると、個人タクシーの運転手さんの多くは分かりやすく不機嫌になり、舌打ちされたり行き先を伝えてもわざと聞こえないフリをして大声で聞き返してこられたりとあまりいい思い出がないため、個人タクシーは避けていたのです。

そんな僕がタクシーを探して交差点で信号を行き来している様子を一目見て、個人タクシー以外を探していることを見抜いたそうなのです。

運転手さん曰く、若い女性などは個人タクシー以外を選ぶことが多いそうです。

また道中、「あのお客さんはタクシー探していますよ。」とか色々教えてくれて面白かったです。運転手さん曰く、1番運賃が高額になる可能性が高いのは、「高齢のおばさま2人組」なんだそうです。近い方の家まで行った後、残りの方の家まで行くので、結構な距離を走ることが多いそうです。

 

 

【素晴らしかったことその3】

遠回りしてしまったことを素直に認めた!

 

そんなこんなで運転手さんとお話ししながら帰っていると突然、「すいません。本当は一本前の通りで曲がった方が良かったんです。そっちの方がもっと早く着けるんです。」と言ってきました。

僕はこれまで乗ってきた運転手さんと同じルートだったこともあり、特に何も思いませんでしたが、こういうことを自分から素直におっしゃってくれるのはすごい素敵なことで、プロ意識を高く持っているんだなぁと感心しました。

 

 

【素晴らしかったことその4】

運賃が過去で1番安かった!!!!!!!

 

遠回りしてしまいましたと言っていたので、料金も高くなるのだろうと思っていたのですが、蓋を開けてみればなんと過去イチの安さでした!!!!!

運転手さんの理想のルートで行けば一体いくらで着いたんだろうと思うと同時に、これまで乗ってきた運転手さんのルートは何だったんだろうと思いました。

基本的にルートはお任せで帰るのですが、これまでで1番高い人はこれより6メーターくらい高かったりして、もやもやしていました。(ちなみにその高額の運転手さんは、「俺は信号に引っかからない細道も知り尽くしているぜ!」的な感じで大通りから一本入った道ばかりを走っていました。。。)

 

 

【素晴らしかったことその5】

運転手さんがジュース代をくれた!!!!!!!!!!!

 

この運転手さんは運賃が1番安いだけでは終わりませんでした。運賃を払い終えた僕に、

「さっきは道を間違えてごめんなさい。本当はもう少し安く着けたから、お詫びにこれでジュースでも買ってください!!」と120円をくれたのです!!

僕は、「いえいえ!これまででで1番安かったですから、大丈夫ですよ!お気持ちだけで十分嬉しいです!!」と言って返そうとしますが、運転手さんが「いいんですよ。受け取ってください。」というので、ここはありがたく頂戴することにしました。

 

 

【素晴らしかったことその6】

運転手さんの喜ぶ顔が素敵だった!!!!!!!

 

僕はもらった120円で、すぐそこにあった自販機でジュースを買おうとしましたが、そこであることを思いつきました。

僕はジュースを買うのをやめ、代わりに缶コーヒーを買い、まだ近くでUターンをしていた運転手さんのもとへ行きました。

(コンコン)

(ウィーーン)

「どうされました?忘れ物でもされましたか?」と尋ねる運転手さん。

「これ、よかったら飲んでください!さっきもらったお金で買いました」と缶コーヒーを渡す僕。

一瞬戸惑う様子を見せた後、「ありがとうございます!嬉しいです。」と言った運転手さんの笑顔がこれまた素晴らしくて、何だか僕まで嬉しくなっちゃいました。

 

僕は本来払うはずのお金でコーヒーを買って運転手さんに渡したのでプラマイゼロです。

なのに、何とも言えない充実感のようなものがありました。

何もないプラマイゼロと、お互いに贈りあった結果のプラマイゼロではこんなにも心の充実度が違うんだと感動すると同時に、僕は絶対に次もそのタクシー会社のタクシーに乗ろうと決めました。

言わなければ分からないかもしれないのに、遠回りしてしまったことを素直に伝えて、ジュース代までくれた、そんな運転手さんがいる会社のタクシーに、僕が少しでも貢献できればなと思ったのです。

 

あと、もしかしたら、いつかまたその運転手さんに偶然会えるかもしれませんしね。

名前も見ていないですが、もしもう一度その運転手さんのタクシーに乗ったらすぐに分かる気がします。そのくらい素晴らしいと思えるプロのタクシー運転手さんだったのです!

 

参考までにその会社のリンクを貼っておこうと思います。

https://www.km-taxi.tokyo/

 

 

P.S.

今日は珍しく真面目な日記を書いてみました。

それくらい心に残る素敵な体験だったってことですね(´∀`*)